[MOM5525]日章学園DF柴尾大夢(3年)_力を抜いて攻守で抜群の動き。今年のインハイも小柄なCBが大活躍する大会に
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ][6.21 九州高校総体準々決勝 日章学園高 2-0 佐賀東高 福岡フットボールセンターCコート] 登録170cm、65kgの小柄なセンターバックが抜群の動きを見せた。日章学園高(宮崎1)のDF柴尾大夢(3年=筑後FC U-15出身)はまるでピッチの横幅を一人で守っているかのような守備。抜群の読みの速さと精度を活かし、DFライン背後へのボールを
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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.21 九州高校総体準々決勝 日章学園高 2-0 佐賀東高 福岡フットボールセンターCコート]
登録170cm、65kgの小柄なセンターバックが抜群の動きを見せた。日章学園高(宮崎1)のDF柴尾大夢(3年=筑後FC U-15出身)はまるでピッチの横幅を一人で守っているかのような守備。抜群の読みの速さと精度を活かし、DFライン背後へのボールを次々に処理してみせた。
「自分が全部取れれば、他の人たちが少し落ち着いたり、安心してプレーできると思うので、自分が自分の場所に固定されずに色々なところにカバーしに行ったりすると、よりマイボールにできる時間も多くなると思うし、自分の評価も上がるんで」と柴尾。空中戦でも落下地点に入る速さとタイミングで相手を上回っていた。
特別なスピードやフィジカルがある訳ではないが、その読みの速さと精度、対応力、コミュニケーション能力で相手の攻撃を封じ込んでいる。今季、日章学園はプリンスリーグ九州1部8試合で3度も4失点を喫している。それを改善するために、柴尾はまずCBの相方と、続いてDFライン全員で、そしてGKや中盤、前線という縦のラインでコミュニケーションを取って「こういう時はこうする」という意識共有を図ってきたという。
この日も、個々の技術力の高い佐賀東高(佐賀1)をシュートゼロに封じて完封勝利。柴尾の貢献度が高かったことは間違いないが、DFリーダーは「縦パスにしっかり食いついて、全員がタフにはしっかり走って戦えたことが、シュート打たれなかった、失点しなかったことに繋がったと思います」と全員で守り切ったことを評価していた。
その柴尾は最終ラインからの運ぶドリブルでも相手のプレッシングを攻略。パスばかりになるのではなく、意識的に自分が1人が剥がすことでフリーの味方を生み出し、チャンスの起点にもなっていた。
「練習でも(原啓太)監督から守備でも攻撃も最後は力抜いて、少し余裕持ってっていうのをずっと指導されているんで、それが上手く出たのかなと思います」。力を抜きながら、攻守で自分の特長を発揮した。
170cmのDFリーダーは大柄なCBに負けないという自負もある。「ちっちゃいから色々なところにコンバートとかされがちですけど、後ろからリーダーシップ持ってゼロで抑えれれば、センターバックでも全然通用すると思うんで、とりあえず相手のFWに何もさせないように頑張りたいです」と力を込めた。1年前のインターハイで大会屈指のCBと評された流通経済大柏高(千葉)DF廣瀬煌(現・日本大/日本高校選抜)も登録身長は175cm。今年も小柄なCBが全国大会で大活躍する可能性がある。
すでに強豪大学から練習参加の誘いが届いており、進路も注目。「(インターハイでは)守備でボールに行くタイミングだったり、そのカバー、自分の守備範囲だったり、あとビルドアップのところも注目して欲しい。自分のためにも、これからチームのことを考えてしっかり一戦一戦戦大事にして、まず後ろからしっかり安定したプレーをして、しっかりチームを後ろが勝たせれるようにしたいなと思います」。九州大会は大津高との決勝を含めて全4試合で無失点。全国大会でも無失点で勝ち上がり、評価を勝ち取る。
(取材・文 吉田太郎)
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